【NQNニューヨーク=川上純平】2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2022年1月物は前日比0.93ドル(1.4%)高の1バレル66.50ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は2日、現行の原油の増産(減産縮小)を2022年1月も続けると決めた。発表後は一時的に大きく下げたが、売り一巡後は材料出尽くしに伴う買いが次第に優勢となった。
OPECプラスは毎月日量40万バレルずつ増産する従来の方針を維持した。発表後に原油先物は一時、62.43ドルまで下落した。市場では、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への懸念から増産を停止するとの見方もあったが、見送られた。もっとも、当面の材料は出尽くしたとの見方もあり、原油先物の持ち高を売りに傾けていた投機筋から買い戻しの動きが優勢となった。
原油相場はオミクロン型の感染拡大による需要減少や、米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的金融緩和の縮小)加速への警戒感から短期間に大きく下げていた。そのため、目先の反発を見込んだ買いが入りやすかった。
ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である22年2月物は前日比21.6ドル(1.2%)安の1トロイオンス1762.7ドルで取引を終えた。米長期金利が上昇し、金利の付かない金の投資妙味が薄れるとの見方から売りが優勢となった。
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2021-12-02 20:49:26Z
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