<為替> 円が対ドルで38年ぶりの安値を更新。対ユーロでも過去最安値に沈んだ。円は下落基調にあり、政府・日銀によるドル売り/円買い介入への警戒感が一段と高まっている。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.2%安の105.41。一時、3週間ぶりの安値を付ける場面もあった。
ドル/円は0.1%高の161.64円。一時、1ドル=161.96円と1986年12月以来となる円安・ドル高水準を付けた。
円は対ユーロで0.4%安の174.22円。一時、174.48円まで下落し、最安値を更新した。
ユーロは対ドルで一時3週間ぶり高値を付けた後、0.3%高の1.0781ドルで推移した。
NY外為市場:
<債券> 指標10年債利回りが低下した。製造業や労働市場に関する経済指標が低調で、米経済の減速が示唆された。
指標10年国債利回りは7.7ベーシスポイント(bp)低下の4.359%。30年債利回りは8bp低下の4.529%。
2年債利回りは3.1bp低下の4.708%となった。
この日の米債市場は午後2時までの短縮取引。4日は米独立記念日で休場となり、5日から取引が再開される。
米金融・債券市場:
<株式> S&P総合500種とナスダック総合が過去最高値を更新して取引を終えた。この日発表された経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げ観測が高まった。
一方、ダウ工業株30種は小幅安となった。
4日は米独立記念日のため休場、この日も短縮取引となった。週を通じて薄商いになると見込まれている。
米国株式市場:
<金先物> 雇用やサービス業関連の軟調な米経済指標の発表を受け、3営業日ぶりに反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比36.00ドル(1.54%)高の1オンス=2369.40ドル。これは6月6日以来、約1カ月ぶりの高値水準。
NY貴金属:
<米原油先物> 予想を上回る米原油・石油製品在庫の減少を背景に買いが優勢となり、反発した。米国産標準油種WTI8月物の清算値(終値に相当)は前日比1.07ドル(1.29%)高の1バレル=83.88ドルと、中心限月ベースで4月中旬以来、約2カ月半ぶりの高値となった。9月物の清算値は1.11ドル高の83.02ドル。米独立記念日(4日)に伴う休場を控え、商いは薄かった。
NYMEXエネルギー:
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
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2024-07-03 22:15:00Z
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