8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比111円97銭(0.40%)安の2万7574円43銭で終えた。利上げ継続による米景気減速の懸念が意識され、主力株を中心に売りが優勢だった。午後は中国・香港株式相場の上昇が投資家心理の支えとなり、日経平均は下げ幅を縮めた。
前日の米株式市場ではハイテク株の下落が目立ち、朝方は投資家が運用リスクを避ける動きが強まった。トヨタやソニーGなど主力株への売りが膨らみ、日経平均の下げ幅は200円を超える場面があった。
午後は下げ渋る展開だった。中国の衛生当局が午後に新型コロナウイルス対策の防疫措置に関する記者会見を開く予定で、一段と規制が緩和されるとの期待が高まった。香港政府も防疫規制の追加緩和を検討していると伝わり、香港株式相場が上昇。朝は安く始まった上海株式相場も底堅く推移し、投資家心理の改善につながった。短期筋による株価指数先物への買いが入り、現物株にも買いが波及した。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、6.81ポイント(0.35%)安の1941.50で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6996億円、売買高は10億9111万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1096と、全体の約6割を占めた。値上がりは630、変わらずは110銘柄だった。
日電産や東エレク、村田製が売りに押された。日揮HDと日立も安い。半面、ソフトバンクグループ(SBG)が朝安後に上昇し相場を支えた。第一三共やシャープ、三井物も買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-12-08 06:28:36Z
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