「d払い」と「メルペイ」の残高が実質統合、ドコモ・メルカリ提携で - Engadget 日本版

NTTドコモとメルカリ、メルペイの3社が業務提携に合意しました。両社のID連携による顧客基盤の拡大を図るほか、スマホ決済でも連携。その他、3社が保有する各種データを連携させたFintechサービスの開発を検討するなど、連携は多岐にわたります。

業務提携の内訳はこうです。まず、今年5月をめどに「メルカリID」および「dアカウント」を連携。国内最大級の顧客基盤の実現を目指します。

具体的には、メルカリでdポイントを使えるようにするほか、メルカリでの取引額が100円（税込）ごとにdポイント1円相当を還元します。

加えて、スマホ決済でも連携を図ります。ドコモの「d払い」と、メルカリの「メルペイ」間で、ウォレット残高のシームレスな連携を行うほか、加盟店も共通化。d払いの加盟店でメルペイが、メルペイの加盟店でd払いが利用できるようになります。

このように、ユーザー視点では実質的に「メルペイ」と「d払い」の垣根がほとんどなくなった格好。なお、両社は「d払いとメルペイを統合するものではない」と、決済サービスの完全な統合については否定しました。加盟店の共同開拓も今夏を目処に開始するとしています。

このほか、現在一部のドコモショップで実施している、「メルカリ教室」や「メルカリ」の梱包・配送サポートの全国展開も図ります。

将来的な展開としては、3社が保有する各種データを連携させたFintechサービスの開発を検討。また、新たなマーケティングや販促ソリューションの開発を検討します。NTTドコモの吉沢社長は、メルカリユーザーの購買データとキャリアのデータをかけ合わせることで、無限の可能性が生まれると期待を示しました。

10％還元キャンペーンも

今回の提携を記念して、2月4日から2月24日まで「メルカリでd払いを使うと＋10%還元キャンペーン」を実施します。2月の「毎週お得なd曜日」と組み合わせることで、メルカリでの買い物でd払いを利用すると、通常のポイントに加えて最大20%分のdポイントが還元されます。

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2020-02-04 06:56:15Z
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