［東京 ３日 ロイター］ - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続落が想定されている。前日の米国市場では格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債格下げなどを受け、主要３指数が下落して取引を終えていることから、日本株も軟調な推移が想定される。一方、企業決算を受けた個別物色の動きや為替の円安基調は、相場を下支えするとみられている。
日経平均の予想レンジは３万３２００円─３万２５００円。
フィッチは、米国の外貨建て長期債格付けを最上位の「ＡＡＡ」から「ＡＡプラス」に１段階引き下げた。これを嫌気した売りでＳ＆Ｐ５００種は１％超下げ、４月２５日以来の大幅な下落率を記録。ただ、複数の証券大手は米国債格下げによる金融市場への影響が長引く可能性は低いとも指摘している。
きょうの東京市場は、米株安を嫌気した売りが優勢になるものの前日ほどの大幅下落にはならない、との見方が出ている。
大和証券の坪井裕豪シニアストラテジストは「大幅安でスタートした後は、為替の円安基調や決算を受けた個別物色が支えとなとなり、徐々に下げ幅を縮小していくのではないか」と指摘。為替の円安基調を受け、自動車などの輸出関連株は「前日にショック的に売られた分の買い戻しが入るとみている」という。
一方、米国市場ではハイテク株中心のナスダックや主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ）が大きく下げたことから、国内の半導体関連株が前日と同様に弱含むのではないか、との見方を示した。
きょうは国内で三越伊勢丹ホールディングスや任天堂、三菱商事の決算発表が予定されている。中国では７月の財新版非製造業ＰＭＩが公表される。米国では７月のＩＳＭ非製造業景気指数が発表されるほか、アマゾン・ドット・コムやアップルの決算発表も予定されている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 32707.69 33772.89 25661.89
-768.89 2023/6/19 2023/1/4
シカゴ日経平均先物当限 32345（円建て）
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vanAucmV1dGVycy5jb20vYXJ0aWNsZS90b2t5by1zdHgtb3V0bG9vay1pZEpQS0JOMlpEMVdH0gEA?oc=5
2023-08-02 21:54:00Z
2305703441
Bagikan Berita Ini
0 Response to "今日の株式見通し＝続落、フィッチの米国債格下げによる米株安を嫌気 - ロイター (Reuters Japan)"
Post a Comment