
世界的な人気ゲーム「フォートナイト」を手がける米エピックゲームズが有料課金をめぐって米アップルと対立し、提訴している問題で、アップルは21日、米連邦地裁に提出した書面で、エピック側から6月末に「エピックのためだけの特別な取引を要求された」と反論。エピックの求めを棄却するよう地裁に要請した。
アップルはアプリ配信サービス「アップストア」で有料課金に30%の手数料をとっている。アップル幹部は21日、エピックのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)から6月30日、エピックのアプリには手数料の回避を認め、iPhone(アイフォーン)上でエピックが別のアプリ配信サービスを始めることも容認するよう求められたと説明した。アップルはこれに応じなかった。
エピックは今月13日、手数料を回避する独自の課金システムを導入した。アップルは規約違反だとして、フォートナイトをアップストアから削除。エピックはアップルの措置の一時差し止めを求め、提訴していた。エピックのスウィーニーCEOは21日、ツイッター上で「アップルはエピックが特別な取引を求めたといっているが、真実ではない。我々はすべての開発者が等しく恩恵を受けられる、開かれたプラットフォームと規約変更のために戦っている」と反論した。(サンフランシスコ=尾形聡彦)
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2020-08-22 11:04:15Z
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