
The Fearless Girl statue stands across from the New York Stock Exchange (NYSE).
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
15日の米国株式相場は大幅反落。一方、米国債相場は上昇した。小売りや製造業、住宅建設の統計が軒並み悪化し、深刻な世界的リセッション(景気後退)への懸念が強まった。
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前日に1カ月ぶり高値を付けたS&P500種株価指数は11セクター全てが下落。ゴールドマン・サックス・グループの投資ポートフォリオが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から打撃を受け、バンク・オブ・アメリカとシティグループは他社と同様、貸倒損失に備えて巨額の引当金を積み増した。これを背景に金融株は下落。
S&P500種が前日比2.2%安い2783.36。ダウ工業株30種平均は445.41ドル(1.9%)下落し23504.35ドル。ナスダック総合指数は1.4%下落した。午後5時現在、米10年債利回りは12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.63%。
企業決算と経済指標は、ウイルス感染に取り組むための経済活動停止の甚大な影響を浮き彫りにした。3月の小売売上高と製造業生産指数は過去最大の落ち込みとなり、4月のニューヨーク連銀製造業景気指数と住宅市場指数も急低下した。
トロント・ドミニオン銀行の為替戦略グローバル責任者、マーク・マコーミック氏はリポートで、「市場のムードは瞬く間に悪化している」と指摘。「先例のないような悪いデータや収益見通し、ロックダウンの定まらない解除見通し、最近のニュースに対する過剰な好反応といった周囲の新たな現実に相場が目覚め始めたとしても意外ではない」と記述した。
外国為替市場では、景気への懸念からドルに逃避目的の買いが先行したものの、米国債利回りの急低下と米国株の下げ渋りを受けて伸び悩んだ。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1%上昇。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=107円46銭。対ユーロでは0.6%高の1ユーロ=1.0910ドル。
ニューヨーク原油先物は4日続落。終値で2002年以来の1バレル=20ドル割れとなった。米国の原油供給が週間ベースで過去最大の増加となった一方、ガソリン需要は過去最低に落ち込んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は、前日比24セント(1.2%)安い1バレル=19.87ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント先物6月限は、1.91ドル下げて27.69ドル。
ニューヨーク金先物は5営業日ぶりに下落。7年ぶり高値に押し上げた最近の連騰を受け、利益確定の売りが出た。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.6%下げて1オンス=1740.20ドル。
原題:Stocks Slump, Treasuries Surge Amid Economic Gloom: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Surges Most in Weeks; Loonie and Kiwi Dive: Inside G-10(抜粋)
Oil Falls to 18-Year Low After Record Collapse in U.S. Demand(抜粋)
PRECIOUS: Gold Takes a Breather After Rally to Seven-Year High(抜粋)
(第5段落にコメントを追加し、相場を更新します)
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2020-04-15 21:11:00Z
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