[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル高/円安の109円半ば。トランプ米大統領の発言を手がかりに一時109.72円まで上昇し、前日海外市場での下げを一気に埋める急反発を見せた。
東京市場では円高が進んだ海外の流れが一転、ドル買いが強まった。トランプ大統領が、今後の対中交渉が「非常にうまくいく気がする」などとと発言したことが日本時間の朝方伝わると、ドルの買い戻しが活発化。米株先物が時間外取引で買われたことも支えとなり、円売りも強まった。
海外市場で急速なドル安/円高が進み、ドルを売り持ちにしていた向きが多かったことで、損失確定の買い戻しも入りやすかったという。
「急速な値動きだったにもかかわらず109円台を割り込まなかったのは、下値での買い意欲が強かったため。目先はいったん切り返しの買いが入りやすかった」(トレーダー)という。
しかし市場筋によると、109円後半から110円にかけては、戻り売り注文が待ち受けていたという。
YJFXマーケティング部FXエバンジェリストの遠藤寿保氏は「米中対立の激化というファンダメンタルズの悪化を受け、ドルは近く109円台を割り込むと予想している。ドル買いになりそうな要因がほとんど見当たらない。テクニカル面からみた下値めどは108円半ば」と指摘している。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 109.64/66 1.1236/40 123.21/25
午前9時現在 109.15/17 1.1230/34 122.59/63
為替マーケットチーム
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https://jp.reuters.com/article/japan-fx-3pm-idJPKCN1SK0M0
2019-05-14 06:45:00Z
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