ポルシェジャパン(東京・港)は28日、新型の主力スポーツ車「ポルシェ911」を日本初披露した。7月5日から全国販売店で発売する。価格は1666万円から。伝統的な流線形の外観デザインを継承しながらホイールを大きくした。路面の水を検知して自動制御するなど最新の安全機能を搭載した。「伝統」と「先進」の技術を合わせた新型車となっている。
全面改良は8年ぶりで8世代目となる。2018年11月に米ロサンゼルス自動車ショーで世界初披露し、19年3月から英国など海外で先行発売されてきた。
最大の特徴は車幅を拡大し、ホイールを大型化した点だ。車体の重量は先代に比べ5%削減し、240キロとした。走りの安定性を左右するボディーの剛性は5%向上し、走行中にぶれにくくしている。
駆動部には排気量3リッター、6気筒の水平対向エンジンを採用した。最高時速308キロで先代車より2キロのスピードを出せるようになった。
安全面では路面の水の検知機能のほか、衝突被害軽減ブレーキなども搭載した。スマートフォン(スマホ)でドアの施錠状態や駐車位置を確認できる機能もある。
日本では先代までの911の保有台数が18年12月末時点で計3万2700台に達している。18年の新車販売台数は7166台だったが、このうち20%を「911」が占めたという。この割合は世界3位の比率で日本の911人気は健在だ。
七五三木敏幸社長は「伝統と革新の融合がテーマだ。日本のユーザーに伝統的で新しい911の走りを体験してもらいたい」と語った。
(浅山亮)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45359350Y9A520C1X12000/
2019-05-28 05:57:00Z
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