2日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しそうだ。SNS(交流サイト)で連携した米個人投資家らの投機的な動きがひとまず落ち着きを取り戻し、1日の米株式相場は上昇した。東京市場でも買い安心感が広がるだろう。日経平均の上値メドは2万8300円程度との声があった。
1日の米ダウ工業株30種平均は反発し、前週末比229ドル高の3万0211ドルと、3万ドル台を回復した。市場に混乱を招いた個人の投機的な売買が弱まり、ヘッジファンドなどの持ち高調整が一巡したとの見方が出た。2日に2020年10~12月期決算を発表するネット通販のアマゾン・ドット・コムや検索サイトのアルファベットが大幅高。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は2.5%上昇し、フィラデルフィア半導体株指数は3.9%高だった。
米主要株価指数がそろって上昇した流れを好感し、東京市場も買いが先行するだろう。新型コロナウイルスの感染拡大は続くが、財政や金融政策による景気の下支えが継続するとの楽観的な見方は崩れていない。グロース(成長)株を中心に買いが広がりそうだ。
日本時間2日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、3月物は前日の清算値を110円上回る2万8250円で終えた。
個別では、2021年3月期の業績見通しを上方修正した任天堂が注目。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の今期の販売台数の見通しも上方修正したほか、年間配当も引き上げた。
レーザーテックも21年6月期の連結純利益見通しを引き上げた。半導体ウエハーに回路を描く際の原板となる「マスクブランクス」など向け欠陥検査装置の販売が好調だった。
国内では宇部興産やパナソニック、三菱自動車が2020年4~12月期決算を発表する。政府はきょうにも新型コロナウイルスの緊急事態宣言を東京など10都府県を対象に3月7日まで1カ月延長する方針を正式決定する予定。もっとも、宣言延長はほぼ織り込み済みで、相場への影響は限られそうだ。海外ではアリババ集団やファイザーの決算発表が予定される。
〔日経QUICKニュース(NQN) 菊池亜矢〕
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2021-02-01 23:10:03Z
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