高齢者のワクチン接種、4月12日開始 首相表明 - 日本経済新聞

菅首相は新型コロナウイルスワクチンの接種について、65歳以上の高齢者は4月12日から始めると表明（24日、首相官邸）

菅義偉首相は24日、新型コロナウイルスワクチンの接種について、65歳以上の高齢者は4月12日から始めると表明した。4月5日の週に高齢者向けのワクチンを自治体に発送するとも説明した。まず地域や年齢を絞って接種し、徐々に対象を広げる方針だ。

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首相官邸で記者団に「12日から接種する予定だ。河野太郎規制改革相が詳細を話す」と語った。

厚生労働省は当初、65歳以上の高齢者は3月下旬から接種を始める予定だと説明していた。その後、ワクチンの調達状況などを考慮して河野氏が「早くても4月1日以降」と修正していた。

4月12日の開始当初は限定的な規模にとどまる見通しだ。接種会場へのワクチンの輸送や、住民の接種状況を把握する政府の新たな管理システムの作業手順などを確認しながら、規模を順次拡大する。

首相は24日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談した。ワクチンに関し「2回接種で準備してきたのでそういう考え方でいきたい」と伝えた。会談後、山口氏が記者団に明らかにした。

1人あたり2回接種する米ファイザー製ワクチンを巡っては、イスラエルの研究機関が1回でも高い予防効果が得られたとの研究結果を発表していた。

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2021-02-24 10:43:08Z
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