米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業総合景況指数は、過去2年余りで最も高い水準となった。新規受注の伸びが2004年以来で最大となったほか、雇用指数が上昇した。
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今年は新型コロナウイルス感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)で生産活動が圧迫されたが、事業再開が進むに伴い、製造業セクターは急速に持ち直した。堅調な販売や設備投資が在庫縮小に寄与し、受注の増加につながった。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は、「顧客在庫が過度に低い状況は常に、将来の生産にとって良い」と記者との電話会議で指摘。「今回の統計は、製造業に11月と12月に好機が訪れることを強く示している」と述べた。
新規受注は7.7ポイント上昇して67.9。生産指数は2ポイント上昇の63。
雇用指数は昨年半ば以降で初めて拡大を示し、人員を削減する企業より採用している企業の方が多いことが示唆された。
顧客在庫は1.2ポイント低下の36.7と、10年ぶりの低水準を更新。これで6カ月連続の低下となり、今後数カ月で生産が着実に拡大する環境が整った。生産設備での在庫は51.9(前月47.1)に上昇。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Manufacturing Gauge Expands at Fastest Pace Since 2018(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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2020-11-02 15:09:00Z
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