7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが前月に比べて鈍化したものの、労働市場の回復が続いていることが示された。新型コロナウイルスの感染が再び急拡大している中でも、景気持ち直しの動きは停滞していないことを示唆する。
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今回の統計は、新型コロナ感染拡大が引き起こした景気後退(リセッション)の底から米経済が抜け出しつつある中、労働市場が持ち直していることを示す。ただ、失業率は高止まりしている上に、今後の道のりも平たんではないとみられる。週次で発表される米新規失業保険申請件数は、雇用市場の回復ペースの鈍さを示唆している。事業者の間では政府プログラムで得た資金が底を突きつつあり、失業保険給付の上乗せ措置失効は個人消費を圧迫する。
7月の非農業部門雇用者の総数は、新型コロナ感染のパンデミック(世界的大流行)前であった2月の水準をなお1300万人ほど下回っている。
雇用統計の発表元である労働省は、失業者を雇用状態にあると誤って分類しているケースを調整すれば、失業率は約1ポイント高かったとの推計を示した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Employment in U.S. Increased by More Than Forecast in July(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
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2020-08-07 12:42:00Z
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