[東京 1日 ロイター] - キヤノン<7751.T>は1日付で御手洗冨士夫会長CEOが社長を兼務することを決議したと発表した。真栄田雅也社長が健康上の理由で取締役辞任を申し出たことに伴う人事で、同氏は技術最高顧問に就任する。
御手洗会長は1995年から11年間社長を務め、経団連会長に就任した2006年に社長職を内田恒二氏に譲った。
欧州経済の先行き不透明感が強まっていた12年からは会長に加え社長も兼務。内田氏から強い意志で退任の申し出があったと当時、田中稔三副社長は説明。欧州危機や円高進行など先行き不透明な環境下で「世代交代を急ぐより仕事に精通したベテランの力を結集するのが安全だ」としていた。
16年には真栄田氏が社長となり、御手洗氏は会長に就いていた。
*内容を追加しました。
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2020-05-01 06:25:00Z
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