現金10万円を1人一律で給付する「特別定額給付金」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策のひとつとして実施される。市区町村から送られてくる申請書を返送する郵送申請に先立ち、マイナンバーカードを利用したオンライン申請による受け付けが開始された。パソコンやスマートフォンによるオンライン申請の手続き方法は、動画による解説も用意されている。
オンライン申請であっても全市区町村が同時に受け付けを開始するわけではなく、初日の5月1日には679の市区町村となる。東京23区も例外ではない。
たとえば、記事執筆時点(5月2日)では東京23区のうち、港区、品川区、大田区、渋谷区、北区、足立区、江戸川区は1日から、世田谷区は2日から、板橋区と練馬区は7日から、新宿区は11日からの受付開始とされている。そのほかの千代田区や中央区、文京区、台東区、墨田区、江東区、目黒区、中野区、杉並区、豊島区、荒川区、葛飾区は準備中とされていて開始日が明確ではない。
オンライン申請を行なうにはマイナポータルにアクセスして「申請はこちら(ぴったりサービスに移ります)」、次に居住地域を選んだ上で、「特別定額給付金」を選択して手順を進める。氏名や生年月日などの必要事項を入力した後、振込先にする金融機関口座の確認書類をPDFなどのファイルでアップロードする。スマートフォンの場合は、専用の「マイナポータルAP」アプリから一連の作業が行なえる。
マインナンバーカードの電子証明書の読み取りには、パソコンであれば対応するICカードリーダ、スマートフォンであればAndroidかiOSの対応機種が必要となる。オンライン申請の手続き方法は、動画による解説がわかりやすい。
ちなみに、マイナンバーカードを持っておらず、取得のために申請を行なう場合は、市区町村が交付通知書を発送するまでおおむね1カ月かかるとしている。
特別定額給付金の特設サイトには、申請に関するよくある質問のページが用意されており、生活保護対象者にも給付されること、外国人でも住民基本台帳に記録されていれば給付されること、そもそもオンライン申請をどのようにやればよいかなどが記載されている。
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2020-05-01 21:00:00Z
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