「アビガン」を増産、コロナ治療効果に期待…２００万人分備蓄へ - 読売新聞

　富士フイルムは１５日、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の増産を始めたと発表した。新型コロナウイルスへの治療効果が期待されているためで、３月上旬時点の月４万人分から７月に約１０万人分、９月に約３０万人分に生産を増やす。

　アビガンは国の備蓄薬で、常時生産しているわけではないが、感染拡大を受けて３月上旬に子会社「富士フイルム富山化学」が生産を再開した。原料メーカーなどとの連携や設備増強によって増産のめどが立った。

　政府はアビガンの備蓄を現在の３倍にあたる２００万人分まで拡大する方針だ。富士フイルム富山化学は、新型コロナウイルスへの有効性や安全性を調べる臨床試験を進めている。

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2020-04-15 09:14:00Z
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