Search

外為12時 円、下落 136円台後半 対ユーロは08年9月以来の安値 - 日本経済新聞

1日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=136円88~89銭と前週末17時時点に比べ1円17銭の円安・ドル高だった。日銀が4月27~28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めた。粘り強く緩和を続ける姿勢の日銀と、金融引き締め姿勢の米連邦準備理事会(FRB)の方向性の違いから円を売ってドルを買う動きが優勢だった。12時前には一時136円92銭近辺と、3月上旬以来の円安・ドル高水準を付けた。

日銀を巡っては植田和男総裁の会見内容も含め、金融引き締めに慎重な「ハト派」との受け止めが多い。市場ではFRBが2~3日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めるとの予想が多く、日米の金利差拡大が意識された。

28日発表の米経済統計が根強いインフレ圧力を示し、FRBが利上げを続けるとの見方が強まったのも円売り・ドル買いにつながった。10時前の中値決済に向けて「ややドル不足」(邦銀の為替担当者)との声もあり、国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も円相場を下押しした。

円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=150円70~72銭と、前週末17時時点に比べ1円31銭の円安・ユーロ高だった。欧州中央銀行(ECB)が4日に開く理事会で利上げを継続すると見込まれており、日欧の金利差が拡大するとの見方から円売り・ユーロ買いが続いた。12時前に一時150円70銭近辺と、2008年9月末以来およそ14年7カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。

ユーロは対ドルで横ばい圏で推移した。12時時点は1ユーロ=1.1006~07ドルと同0.0001ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/rss/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haQVNTMElNRjA0X1IwMEMyM0E1MDAwMDAwL9IBAA?oc=5

2023-05-01 03:25:47Z
1994585698

Bagikan Berita Ini

0 Response to "外為12時 円、下落 136円台後半 対ユーロは08年9月以来の安値 - 日本経済新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.