米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は12日、「この先」は0.25ポイントの幅で政策金利を引き上げていくべきだとの考えを示した。異例の積極引き締めが終点に近づいていることを示唆する発言となった。
ハーカー氏はペンシルベニア州マルバーンでのイベントで、「今年はあと数回の利上げを実施する見通しだが、私の考えでは一度に75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げる局面は確実に過ぎ去った」と発言。「私の見解では、この先は25bpの利上げが適切になる」と述べた。発言は講演原稿に基づく。
ハーカー氏は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を有している。
ハーカー総裁はリセッション(景気後退)は予想していないとしながらも、今年の米経済成長率は約1%になり、2024年と25年には約2%の「トレンド成長」に改善すると予想。失業率は今年約4.5%に上昇し、その後の2年間に4%に低下すると見込んでいる。
ハーカー氏は講演後の質疑応答で、「私は金利を5%超に引き上げる必要があるとの意見をこれまで支持してきた。どの程度引き上げる必要があるのかはデータ次第になる」と説明。「しかし、現時点では5%をかなり大きく上回る水準に到達させる必要はないと考える。その後は労働市場に悪影響を及ぼさないよう、しばらく政策を据え置くべきだろう」と話した。
同氏は雇用への不必要なダメージを回避するため注意深く行動することを支持する「慎重派」だとも述べ、「金融政策対応をやり過ぎる必要はないと考える」と発言。インフレが当局目標の2%に戻るには数年かかるということを人々は理解する必要もあると付け加えた。
原題:Fed’s Harker Supports 25 Basis-Point Hikes ‘Going Forward’ (1)(抜粋)
(第3-6段落を追加し、更新します)
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2023-01-12 14:28:00Z
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