[東京 16日 ロイター] - <13:40> 後場の日経平均は上げ幅縮小、日銀会合を前に市場では思惑も 後場に入り、日経平均は上げ幅を縮小している。約280円高の2万6600円付近 で推移している。前日の米株は反発したが、米連邦準備理事会(FRB)が一段とタカ派 姿勢を強めたことで、警戒感も根強い。「米金利上昇を見据えて日本株市場では利益確定 売りが出て、米債を買う動きがみられる」(国内証券)との声が聞かれた。 17日には、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えている。「市場の予想通り政 策の現状維持が示されれば、株式市場への影響は限定的となりそうだ」(国内運用会社) との見方が出ている。 黒田東彦総裁は「家計が値上げを受け入れている」との講演での発言を国会で撤回す る一幕があり、明日の会合後の総裁会見でも「円安を助長するようなメッセージは控えら れるのではないか」(先の国内証券)との声がある。 一方、財務省と金融庁、日銀は前週末、為替市場の動向などで意見交換し、急速な円 安進行について「憂慮している」との認識を共有し、声明をまとめて協議後に発表した。 「円高材料が出ないか注意が必要」(別の国内証券)との見方もある。 <11:50> 前場の日経平均は反発、FOMC通過で買い戻し 一時600円超高 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比367円89銭高の2万6694円0 5銭と、反発した。市場の関心が高かった米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、 買い戻しが先行した。一時600円超高に上昇したが、心理的節目の2万7000円の手 前では利益確定売りに抑えられ、伸び悩んだ。 日経平均は、急反発でスタートした後も上値を伸ばした。前日までの4営業日で終値 ベースで約1900円下落しており、イベントの通過に伴って買い戻しが強まった。 自動車など輸送用機器や機械株といった輸出関連株、ハイテク株、高PER(株価収 益率)株など幅広い銘柄で買い戻しが先行。TOPIXグロース株指数と同バリュー株指 数はともに堅調だった。 一方、市場では「ニューロングが入ってる感じはない」(りそなアセットマネジメン トの戸田浩司ファンドマネージャー)との見方も聞かれた。一時621円54銭高の2万 6947円70銭に上昇したものの、心理的節目の2万7000円手前では利益確定売り や戻り待ちの売りが上値を抑え、伸び悩んだ。 FOMCは0.75%の大幅利上げとなったが、市場では事前に米消費者物価指数( CPI)の強い結果を受けて急速に織り込みが進んでいたこともあって、予想通りの結果 と受け止められた。ただ「米国の金融政策や景気の先行き不透明感は晴れておらず、市場 のボラティリティも落ち着いていない中では、腰を据えては買えない」(戸田氏)との声 も出ていた。 TOPIXは1.26%高の1879.29ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3371億0700万円だった。東証33業種では32業種が 値上がりした。値上がり率上位には、水産・農林業や輸送用機器、精密機器などが並んだ 。値下がりは海運業の1業種だった。 トヨタ自動車や三菱重工業、ダイキン工業が大幅高となっ た。ファーストリテイリング、ニコンもしっかり。東京エレクトロン<8 035.T>は急反発後、徐々に上げ幅を縮めた。川崎汽船は大幅安となった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1529銘柄(83%)、値下がりは26 5銘柄(14%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。 <10:52> 日経平均は一時600円超高、心理的節目を前に伸び悩み 日経平均は、一時600円超高に上昇したが、心理的節目2万7000円を前に伸び 悩んだ。利益確定や戻り待ちの売りに上値を抑えられ、足元では2万6800円付近に上 げ幅を縮めている。 市場では、きょうの株高について「これまでの下落からの自律反発の範囲内の動きに とどまる」(国内証券)との声が聞かれる。前日までの4営業日で日経平均は終値ベース で約1900円下落しており「まだ戻り余地はありそうだが、積極的に買い上がっていく 感じではない」(同)という。 東証33業種では、32業種が値上がりしている。値上がり率上位には輸送用機器や 繊維業、水産・農林業などが並ぶ。値下がりは海運業の1業種となっている。東証プライ ム市場の騰落数は、値上がりが1653銘柄(89%)、値下がりは154銘柄(8%) 、変わらずは31銘柄(1%)。 <10:00> 日経平均は高値もみあい、主力銘柄を中心に全面高商状 日経平均は高値もみあい。買い一巡後は失速することなく、2万6900円前後の水 準で推移している。イベント通過によって買い安心感が生じ、主力銘柄を中心に全面高商 状。心理的な節目となる2万7000円を回復できるかどうかが注目されるところだ。 午前10時現在、東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1725銘柄、値下がり が95銘柄となっている。 市場では「米国株式市場でハイテク株が中心に買われたため、日本株も物色面では同 様にハイテク株の上昇が目立つ。一方、テクニカル面では3月9日と5月12日の安値を 結んだ延長線上にある下値支持線で反転したことが注目される」(野村証券・投資情報部 ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は急反発、米株高から買い優勢 FOMC通過で安心感 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比389円36銭高の2万6715 円52銭と、急反発してスタート。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた米株上昇 を好感して全体的に買い優勢となっている。イベント通過によって安心感が生じ、買い戻 す動きが活発化しているという。 連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備理事会(FRB)はフェデラルファンド (FF)金利の誘導目標を75ベーシスポイント(bp)引き上げたものの、予測の範囲 内で15日の米国株式市場は切り返しに転じた。 物色面では、トヨタ自動車など主力株が総じてしっかり。指数寄与度が大き いファーストリテイリングは買い気配で始まった。 <08:20> 寄り前の板状況、マックスは買い優勢 千葉興銀は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 マックス 25% 1,999 1,999 1,999 1,599 2 アルゴグラフィックス 23% 3,785 3,785 3,785 3,085 3 京セラ 21% 8,696 8,696 8,696 7,196 4 日本テレビHLDG 19% 1,480 1,480 1,480 1,243 5 KHネオケム 18% 3,000 2,999 3,000 2,541 6 高島 13% 2,800 2,799 2,800 2,479 7 ノムラシステムコーポレーション <394 13% 264 263 264 234 0.T> 8 ソラスト 12% 730 729 730 649 9 スタンレー電気 12% 2,500 2,499 2,500 2,230 10 トーエネック 12% 3,598 3,595 3,600 3,215 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 千葉興業銀行 -31% 177 177 177 257 2 PHCHLDG -23% 998 998 998 1,298 3 ラサ工業 -9% 1,751 1,750 1,751 1,932 4 ジャパンマテリアル -9% 1,701 1,700 1,701 1,869 5 日本マイクロニクス -6% 1,301 1,300 1,301 1,382 6 日本酸素HD -5% 2,311 2,310 2,311 2,425 7 エンシュウ -4% 826 825 826 864 8 薬王堂HLDG -3% 1,951 1,950 1,951 2,019 9 チェンジ -3% 1,781 1,780 1,781 1,842 10 ケイアイスター不動産 -3% 4,228 4,225 4,230 4,365 (
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2022-06-16 04:52:00Z
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