
[東京 13日 ロイター] -
<14:20> 日経平均は2万7000円割れ、円金利上昇でパニック売りも
日経平均は一時、前営業日比876円07銭安の2万6948円22銭を付け、日中
安値を更新した。円債市場で新発10年国債利回り(長期金利)が0.255%と201
6年1月6日以来、約6年半ぶりの高水準をつけたことで、値がさグロース株を売る動き
が加速した。
ただ、日銀は追加の国債買い入れオペ(14日オファー)を通告しており、市場から
は「パニック的な売りが一時的に発生したが、落ち着くとみている」(国内証券)との声
が出ている。
<13:05> 後場の日経平均は安値圏、日銀買いへの期待でも値動き限定的
後場の日経平均は安値圏でもみあい。足元は前営業日比750円超安の2万7050
円近辺を推移している。前場のTOPIXが2%超安となったことで、後場は日銀のET
F(上場投資信託)の買いが相場を支えるとの思惑の声も聞かれるが、現時点での株価の
動きは限定的だ。
アジア株も大幅に下落しており、市場では「世界的にリスクオフムードが強まってい
る。日銀の買い期待だけでは支えきれない」(国内証券)との指摘が出ている。後場も引
き続き時間外取引での米株先物やアジア株の動きをみながらの展開になるという。
午後1時現在の東証プライム市場の売買代金は1兆7041億8300万円。東証3
3業種では、機械、電気機器、サービス業、輸送用機器などの29業種が値下がり、電気
・ガス業、食料品などの4業種が値下がりとなっている。
<11:40> 前場の日経平均は大幅続落、強い米CPI嫌気して売り優勢に
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比735円43銭安の2万7088円8
6銭と、大幅続落。想定以上に米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が強かったこ
とで米金融引き締め懸念が強まり、嫌気される形で幅広く売られている。一時は前週末比
で800円を超す下落となり、2万7000円割れ水準まで下落した。
前週末の米国株式市場は大幅続落。5月のCPIは前年同月比8.6%上昇、198
1年12月以来、40年5カ月ぶりとなる予想以上の大幅な上昇率を記録した。連邦準備
理事会(FRB)が一段と積極的に利上げを行うとの観測が高まっている。
これを受けて、日本株も朝方から売り優勢の展開。米国市場で大型ハイテク株のほか
グロース系の銘柄が売られた流れそのままに、指数寄与度が大きい半導体関連や値がさハ
イテク株が値を崩し、日経平均は一時800円を超す値下がりとなり、売りが一巡した後
の戻りも鈍い。
インフレ加速が確認されたことで、しばらく米株は金融引き締めにおびえる動きにな
ると想定されており、グロース株を中心に当面の日本株も上値が重い展開になるとの見方
が広がった。
ただ、テクニカル面は崩れておらず、「2万7000円前後に位置する25日移動平
均線、75日線が支持線として意識される。以前は、強力な上値抵抗線となっていたため
、今度は強力なサポートラインとして機能するかもしれない」(野村証券・ストラテジス
トの澤田麻希氏)との指摘もある。
TOPIXは2.01%安で午前の取引を終了。2%を超す下落となったことで、後
場は日銀ETFの買いが入るとの思惑が強くなりそうだ。東証プライム市場の売買代金は
1兆4517億3000万円。東証33業種では、機械、サービス業、電気機器など30
業種が値下がりした。
個別では、トヨタ自動車など主力の輸出関連株が円安にもかかわらず、総じ
て軟調。東京エレクトロンはじめ半導体関連株など指数寄与度が大きい銘柄の下
げが目立つ。半面、関西電力など電力株が逆行高した。
プライム市場の騰落数は、値上がり305銘柄(16%)に対し、値下がりが148
3銘柄(80%)、変わらずが49銘柄(2%)だった。
<10:45> 日経平均は大幅安で推移、2万7000円目前で下げ渋る
日経平均は大幅安で推移している。心理的な下値支持線として意識されている2万7
000円を目前にして下げ渋っている状況。この近辺には25日移動平均線が位置してお
り「これが下げ止まりの目安として意識されている」(国内証券)という。
時間外取引の米株先物は主要3指数ともに軟調。そのため「今晩の米国株も軟調にな
ると想定され、これが売り一巡後の日本株の戻りを鈍いものにし、下値模索を余儀なくさ
れた」(別の国内証券)との声が聞かれる。
<09:58> 日経平均は700円超安、円安効果より景気減速懸念を警戒
日経平均は寄り付き後も弱い展開が続いている。700円超安となり、2万7000
円ー2万7100円と、きょうの安値圏で推移している。時間外取引の米株先物が軟調に
推移し、投資家心理の重しになっている。
ドル/円は135円台に上昇し、円安方向に振れているが、円安が支えとされる自動
車や機械といった輸出関連株が業種別の下落率で上位になっている。市場では「米国での
金融引き締めの加速が景気減速を招くのではないかとの警戒感の方が、円安効果への思惑
より強く出ているようだ」(野村証券の澤田麻希ストラテジスト)との見方が出ていた。
東証33業種の下落率上位には、機械や輸送用機器のほか、電気機器やサービス業、
その他製品などが並ぶ。上昇しているのは電気・ガス業のみとなっている。
<09:06> 日経平均は大幅続落でスタート、米金融引き締め加速を警戒
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比454円63銭安の2万7369
円66銭と、大幅に続落してスタートした。その後も600円超安に下げ幅を拡大してい
る。
前週末の米国市場では、米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことを受
けて、金融引き締め加速への警戒感が強まり株安となっており、その流れが波及した。
東京エレクトロンなど半導体製造装置関連や電子部品、高PER(株価収益
率)の銘柄は大幅安が目立つ。トヨタ自動車やソニーグループといった
主力株も軟調な銘柄が多い。
指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<9984.
T>も大幅安となっている。
<08:32> 寄り前の板状況、きんでんが買い優勢 ネクソンは売り優勢
東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群
は以下の通り。
買い優勢
銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値
率 気配 配 配
1 きんでん 26% 1,92 1,92 1,92 1,52
3 3 3 3
2 トーホー 25% 1,52 1,52 1,52 1,22
4 4 4 4
3 愛知時計電機 20% 1,77 1,77 1,77 1,47
1 1 1 1
4 ビジネスエンジニアリング <482 18% 2,50 2,49 2,50 2,11
8.T> 0 9 0 5
5 ダイワボウHLDG 15% 2,01 2,01 2,01 1,75
0 0 0 0
6 第四北越FG 13% 2,85 2,84 2,85 2,51
0 9 0 6
7 キューブシステム 11% 1,03 1,03 1,03 925
0 0 0
8 東京エネシス 10% 1,10 1,09 1,10 996
0 9 0
9 保土谷化学工業 8% 4,19 4,19 4,20 3,88
8 5 0 5
10 神鋼商事 8% 4,17 4,17 4,17 3,87
0 0 0 5
売り優勢
銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値
率 気配 配 配
1 ネクソン -21% 2,56 2,56 2,56 3,26
0 0 0 0
2 トレンドマイクロ -21% 5,71 5,71 5,72 7,20
5 0 0 0
3 日産化学 -20% 6,02 6,02 6,02 7,52
0 0 0 0
4 山九 -18% 3,21 3,21 3,21 3,91
0 0 0 0
5 セイコーエプソン -15% 1,90 1,90 1,90 2,23
1 0 1 1
6 横河電機 -14% 2,05 2,05 2,05 2,37
5 4 5 9
7 船井総研HLDG -13% 1,83 1,83 1,83 2,11
1 0 1 1
8 ゴルフダイジェスト・オンライ -13% 1,27 1,27 1,27 1,46
ン 1 0 1 3
9 ニフコ -13% 2,80 2,80 2,80 3,21
0 0 0 0
10 カチタス -12% 2,60 2,60 2,60 2,96
1 0 1 9
(
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2022-06-13 05:29:00Z
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