【ニューヨーク=小林泰明】米財務省は24日、ロシアに国債の元利金支払いを認める経済制裁の特例について、予定通り25日で打ち切ると発表した。ロシアが債務不履行(デフォルト)に陥る可能性が強まった。
特例では、米投資家がロシア国債の元利金の支払いを受けることを25日までは認めるとしていた。
特例を失効させるのは、ロシアをデフォルトに追い込み、国際金融市場を通じた資金調達を一段と困難にさせる狙いがあるとみられる。米メディアによると、バイデン政権内では特例を延長してロシアに利払いを続けさせ、ドル資金を減らすべきだとの意見もあった。
イエレン米財務長官は18日、「ロシアはすでに世界の金融市場から切り離されている」と述べており、デフォルトになっても国際金融市場への影響は限定的だとの見方を示している。
ロシア財務省は20日、27日に支払期限を迎える外貨建て国債の利払いを実行したと発表していた。特例の期限前に利払いを行い、デフォルト回避につなげる狙いがあった模様だ。
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2022-05-25 03:38:00Z
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