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米国株、ダウ続落で始まる ハイテク株に損失覚悟の売り続く - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続落して始まった。午前9時35分現在は前日比310ドル81セント安の3万1523ドル30セントと、前日に付けた年初来安値を下回って推移している。米長期金利の低下にもかかわらず、ハイテク株には売りが続いている。今年に入ってからの株価の大幅下落で信用取引の買い主体にはマージンコール(追い証)が発生しているとみられ、損失覚悟の投げ売りが出ているもようだ。

スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォースが下落している。アップルは前日に今年に入ってからの安値を更新し、1月4日に付けた上場来高値から2割下落した。

11日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びとなった。12日に発表された4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇と3月(1.6%上昇)から伸びが減速し、市場予想(0.5%上昇)と一致したものの、前年同月比では11%上昇と依然として高水準が続いた。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを加速するとの見方は根強い。

高インフレや金融引き締めが米景気や消費を冷やすとの懸念から景気敏感株や消費関連株が下げている。航空機のボーイングやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが安い。米長期金利は一時2.81%まで低下し、金融のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスも売られている。

映画・娯楽のウォルト・ディズニーは大幅安で始まった。前日夕に発表した2022年1~3月期決算で売上高や特別項目を除く1株利益が市場予想を下回った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落して始まった。

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2022-05-12 13:56:31Z
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