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米ワクチン接種、113人の死亡報告に「明確な因果関係なし」 - 読売新聞

 【ワシントン=船越翔】米製薬大手ファイザーは19日、超低温での冷凍保管が必要とされる同社の新型コロナウイルスワクチンについて、医療機関などで使われる一般的な冷凍庫でも2週間保管できるとする新たなデータを、米食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。FDAが承認すれば流通が容易になり、大幅な接種拡大につながると期待されている。

 ファイザー製のワクチンは、専用の超低温冷凍庫やドライアイスを使って氷点下60~同80度で保管した上で、解凍後は速やかに使用する必要があるため、輸送や管理が難しいという課題があった。

 これに関して、ファイザーは氷点下15~同25度で2週間保管してもワクチンの効果に問題がないことを示すデータが得られたとして、この温度での保管を認めるようFDAに申請した。同社は各国の規制当局にも数週間以内に同じデータを提出するという。

 一方、米疾病対策センター(CDC)は19日、昨年12月から米国内で1か月間に1380万回分の接種が行われたが、安全性に関する大きな問題は確認されなかったと発表した。113人の死亡が報告されたものの、ワクチン接種との明確な因果関係はみられなかったという。

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2021-02-20 11:49:44Z
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