20日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前週末比18円81銭(0.07%)高の2万7531円94銭で終えた。米長期金利が高止まりするなか指数寄与度の高いハイテク関連株が下落し、指数の下押し要因となった。日経平均は朝方に90円近く下げる場面もあった。半面、金融株や鉄鋼株などのバリュー(割安)銘柄は買われ、下げ一巡後は前週末比で横ばい圏まで戻した。
主要企業の決算発表や日米の重要な経済指標の発表が一巡し、目先は目立った取引材料に乏しくなっている。きょうはプレジデントデーの祝日で米全市場が休場となることもあり、日本株は小動きで推移する時間が長かった。日経平均の後場の値幅は30円ほどと狭かった。
米国では堅調な経済と高インフレが共存しているとみられ、米長期金利は上昇基調にある。こうしたなか電子部品関連などのグロース(成長)株の一角は弱く、バリュー株が相対的に強かった。三菱UFJ、日本製鉄は昨年来高値を更新した。
東証株価指数(TOPIX)の業種別指数の上昇率をみると、証券商品先物が1位、パルプ・紙が2位だった。市場では「バリュー株買いが続くなか相対的に不人気なセクターにも投資家の目が向き始めたようだ」(東海東京調査センターの鈴木誠一チーフエクイティマーケットアナリスト)との見方があった。TOPIXは反発し、前週末比7.78ポイント(0.39%)高の1999.71で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2925億円、売買高は10億1308万株と商いは低調だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1310銘柄と約7割を占めた。値下がりは467、変わらずは60銘柄だった。
KDDI、ダイキン、オリックス、Jフロントが上昇した。半面、東エレク、村田製、エムスリー、リクルートが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2023-02-20 06:27:24Z
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