東京株式市場で株価指数は前日終値を挟んで一進一退。米S&P500種指数が9営業日ぶりに反落し投資家はリスク資産を避ける動きになりやすく、非鉄金属や鉄鋼といった素材関連など景気敏感株に売りが出ている。半面、TOPIXは上昇する場面もあった。企業業績を好感する買いが相場の支えになっている。決算を前日に発表したエヌ・ティ・ティ・データやネクソンの上げが目立つ。
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市場関係者の見方
東洋証券の大塚竜太ストラテジスト
- 原材料高やインフレが投資家の懸念材料になっている。きょうも円相場の強含みが続いているため、一部の自動車など輸出関連株には売りが出る可能性がある
- 日経平均株価は2万9000円台前半での小動きになるとみている。今後発表の企業決算への警戒感と米消費者物価指数発表を前に大きな売買はないだろう。円高が一段と進んで原材料輸入コスト安となることを考慮すると、日本株全体への影響は限られる
東証33業種
上昇率上位 | 鉱業、パルプ・紙、銀行、その他製品 |
下落率上位 | ゴム製品、非鉄金属、空運、鉄鋼、繊維、精密機器 |
背景
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2021-11-09 23:01:00Z
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