仮想通貨(暗号資産)ビットコインは1万ドルに迫っている。3月13日の安値から2か月ほどで6000ドル以上も上昇したことになる。来週火曜日に推定されるビットコイン半減期に対する期待感が主な要因とみられている。
半減期の価格への影響は長期的にポジティブと考えられるが、半減期直後にビットコインが下落することを示す3つのテクニカル的なサインが点灯している。
ビットコインは買われすぎ
RSI(相対力指数)は、対象の資産が買われすぎか売られすぎかを測る指標だが、現在ビットコインに対して買われすぎのサインが点灯している。1日あたりのチャートでRSIは79付近で推移。75を超えると買われすぎと考えられる一方で、30未満は売られすぎと考えられる。
以前、RSIが同じように高い水準をつけたのは、2月9日。ビットコインの価格は1万100ドルだった。その後、ビットコインは1万500ドルまで上昇したが、1か月以内に8000ドルまで下がった。
(出典:TradingView「ビットコインRSIとビットコイン価格」)
RSIが75を通過した33日後、ビットコインは3600ドルまで下がった。
ただ、RSIが高水準だからといってすぐに売りにつながると考えないアナリストもいる。ビットコインは強気相場においては通常より長い間「売られすぎ」を保つことができるという見方だ。
2016年半減期と同じ?
2016年のビットコイン2回目の半減期の後、ビットコイン価格はすぐに下落した。一部のアナリストは、今回も同じ現象が起きるとみている。
大きな注目が集まるイベントの後で売りが発生するのは、仮想通貨市場ではよくあることだ。投資家は、「ニュースで売る」を実践する。レバレッジをかけすぎた投資家がポジション調整をして、イベントに対する熱狂が静まる時、ビットコインは再び上昇を始める傾向がある。
ヘッジファンドマネジャーと仮想通貨投資家であるローガン・ハン氏は、ビットコイン価格が半減期後にビットコインは売られると予想した。
(出典:Logan Han「半減期後のビットコイン予想」)
また、サトシ・フリッパーとして知られる仮想通貨トレーダーは、9400ドルのレジスタンスに直面して、ビットコインは半減期後に8000ドル台半ばまで下落するかもしれないと予測した。
(出典:Satoshi Flipper「半減期後のビットコイン予想」)
先行き不透明な株価が重しに
米国株式市場は、米国や欧州の一部で経済再開の準備が進んでいることを好感して、最近は堅調な推移を見せている。ABCとのインタビューで、米国のトランプ大統領はなるべく早く米国経済を再開する方針を確認した。ソーシャルディスタンス(社会的に距離を取ること)を使って新型コロナウイルスの蔓延を止める計画だ。
ただ、経済が再開する時に米国株式市場が強い売りで反応する可能性がある。
現在、複数の著名ビリオネア投資家は最近の株価回復にも関わらず現金の保有を続けており、完全な株価回復の可能性は低いかもしれない。
ビットコインとS&P500の相関関係は高まっており、株価売却とともに「リスク資産」ビットコインの売りも進むかもしれない。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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2020-05-07 22:57:34Z
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