債券は下落か、米長期金利上昇で売り先行－10年入札後に堅調との声も - ブルームバーグ

債券相場は下落が予想されている。前日の米国市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。一方、この日実施の10年利付国債入札を無事に終えると長期や超長期ゾーンを中心に堅調推移になるとの見方も出ている。

長期国債先物（６月物）	152円10銭台半ば～152円30銭台前半か（前日152円20銭）
新発10年物国債（358回債）利回り	ゼロ％～0.01％程度か （前日0.005％）

　　先物夜間取引で６月物は一時152円16銭まで下落したが、その後は持ち直し、結局は152円21銭と前日の日中取引終値比１銭高で引けた。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

• きょうの債券相場はまず10年債入札をにらんで神経質な展開と予想
• 10年債入札結果は無難と判断し、その後は超長期ゾーンを含めて強含むと見込む
• 先物中心限月の予想レンジは152円15銭～152円31銭

10年債入札

• 発行予定額は２兆1000億円程度
• 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
  • 波乱のない入札結果を予想
  • 国債発行増額や海外勢の需要減退などに警戒感も
  • 日銀による手厚い買い入れオペで発行額の大半を吸収する計算
• 備考：過去の10年入札の結果一覧

海外市場の流れ

• 11日の米10年物国債利回りは前営業日比３ベーシスポイント（bp）高い0.71％程度で終了
• シカゴ連銀総裁、米国でのマイナス金利導入は見込んでいない

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2020-05-11 22:23:00Z
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