<為替> ドルがまちまちの動きとなった。中東情勢に注目が集まる一方、投資家は金融政策の手がかりを探る上で19日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などを待っている。
ドル指数は0.29%安の106.23。10月3日には2022年11月以来の高値となる107.34を記録していた。
ユーロは0.40%高の1.0554ドル。10月3日には1.0448ドルまで下落し、22年12月以来の安値を付けた。
トレーダーはまた、日本円への介入の可能性にも引き続き注目している。
ドル/円は横ばいの149.55。介入が警戒される150円の水準に近づいた。一部のトレーダーは、このレベルを超えて円安が進んだ場合、日本の当局が介入する可能性が高まるとみている。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが上昇した。市場では中東情勢のほか、米国債の発行増などの影響を見極めようとする動きが出ている
10年債利回りは7.7ベーシスポイント(bp)上昇の4.706%。2年債利回りは3.8bp上昇の5.092%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス38.8bp。
30年債利回りは8.3bp上昇の4.862%。
FHNフィナンシャル(ニューヨーク)のマクロ・ストラテジスト、ウィル・コンパーノール氏は、国債供給量の増加のほか、FRBが金利を長期間にわたり高水準にとどめるとの観測に加え、好調な株式相場を背景に米国債利回りは上昇していると述べた。
米金融・債券市場:
<株式> 上昇して取引を終えた。企業の四半期決算を巡り楽観ムードが漂う中、運輸関連株の上昇が目立った。
市場参加者は引き続き中東情勢を注視しているが、この日はリスクオンの動きが広がった。
予想変動率を示すVIX指数(.VIX)が低下する一方、ダウ工業株30種は約1カ月ぶりの大幅な上げを記録した。
全てのセクターが上昇したが、一般消費財(.SPLRCD)の上げが目立った。
米証券会社チャールズ・シュワブ(SCHW.N)は4.7%高。決算で利益が予想ほど落ち込まなかった。
米国株式市場:
<金先物> 中東情勢の緊迫化を背景に急伸した反動からテクニカルな売りが出て反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前週末比7.20ドル(0.37%)安の1オンス=1934.30ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> 米国によるベネズエラ石油産業への制裁緩和を巡る報道を受けて、需給引き締まり観測が幾分後退し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.03ドル(1.17%)安の1バレル=86.66ドル。12月物は1.09ドル安の85.26ドルとなった。
NYMEXエネルギー:
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2023-10-16 22:10:00Z
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