[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は反発が想定されている。英中央銀行の市場安定化策を受け、米国市場で金利が低下し株高となったことを好感する形で、買いが先行しそうだという。前日の日本株は米株安を警戒して下落した面があり、自律反発を期待した買いが先行するとみられている。日経平均の配当権利落ち分(市場推計約224円)を埋める動きになるかに関心が寄せられている。
日経平均の予想レンジは2万6200円―2万6600円
前日の欧米市場では、イングランド銀行(英中央銀行)が同国の財政政策を巡る懸念から混乱していた市場の安定化に向け、長期国債の一時買い入れを開始すると発表し、金利が低下。米国株は主要3指数がそろって上昇した。アップルにはiPhone需要を巡る懸念から売りが出た。
日本株は、前日までに売られた銘柄の買い戻しが先行するとみられる。日経平均は「配当落ち分で224円程度、下押しするが、米株が上昇しており、配当落ち分を埋めて上昇する可能性がある」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方が出ている。
買い一巡後は利益確定売りが上値を抑えそうな一方、配当再投資の思惑が下値を支えるとみられる。米フィラデルフィア半導体指数が1.2%上昇し、国内の半導体関連株の支援材料になりそうなほか、原油価格の上昇で鉱業などエネルギー株の堅調な値動きも見込まれるという。
きょうは米国でナイキやマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されるほか、週次の新規失業保険申請件数や4―6月GDP確報値が発表される。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 26173.98 29388.16 24681.74
-397.89 2022/01/0 2022/03/0
5 9
シカゴ日経平均先物当限 26480(円建て)
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2022-09-28 23:05:00Z
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