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NY円、反発 1ドル=142円90銭~143円00銭 日米の金融政策会合前で持ち高調整 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=142円90銭~143円00銭で取引を終えた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合の開催を前に様子見ムードが広がり、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢だった。

米連邦準備理事会(FRB)は20~21日のFOMCで、3会合連続で通常の3倍の0.75%の利上げを決めるとの見方が多い。同会合後に公表される経済と政策金利の見通しを見極めたい市場参加者は多く、ドルの買い持ち高をいったん中立方向に戻す目的の円買い・ドル売りが入った。

日銀は21~22日の会合で大規模な金融緩和政策を維持するとの予想が多い。だが、「日銀の為替介入の思惑もあって、結果を見極めるまで円売りに慎重な雰囲気が出ている」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)との指摘があった。

16日に米ミシガン大学が発表した9月の米消費者態度指数で示された消費者の5年先の予想インフレ率が2.8%と年初来の低水準となったのも、円買い・ドル売り要因だった。同指標はFRBが政策判断の材料として重視するとされる。

円の高値は142円85銭、安値は143円35銭だった。

円は対ユーロで反発し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=143円05~15銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで3日続伸し、前日比0.0020ドル高い1ユーロ=1.0010~20ドルで終えた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が16日、景気の下支えよりインフレ抑制を優先する姿勢を示した。欧州の金融引き締め継続を見込むユーロ買いが優勢となった。

ユーロの高値は1.0036ドル、安値は0.9954ドルだった。

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2022-09-16 21:31:52Z
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