被害男性狙い犯行、逃走か “硫酸”かけられ全治半年に - www.fnn.jp

国内

2021年8月25日 水曜 午後6:06

上下黒い服に黒い帽子をかぶった男。
24日、男性会社員に硫酸とみられる液体をかけて逃走した。

警視庁は、この男が、被害者男性を狙って犯行に及んだとみて調べている。

事件は、24日午後9時ごろ、東京メトロ白金高輪駅のエスカレーターで起きた。

上下黒い服を着た男が、エスカレーターを上りきったところで、前にいた22歳の男性会社員を追い抜いた直後、硫酸とみられる液体を男性にかけて逃げていったという。

液体をかけられた男性は、目が見えないなどの症状を訴えていて、顔や肩などをやけどし、全治およそ半年の重傷となっている。

また、男性の後ろにいた34歳の女性会社員も、床に広がっていた液体で転倒。
ひざに液体がつき、やけどしている。

都内でも人気の高級住宅街にある駅で起きた衝撃の事件。

警視庁は25日、逃げた男の画像を公開した。

年齢30代から50代くらいとみられ、身長は1m75cmくらいで、黒い半袖シャツとズボン、黒い野球帽に白いマスクを着け、肩から黒いショルダーバッグを提げている。

気になるのが、その右手。
片方だけ白い手袋をしている。

液体をかける際に、自らの身を守るために着けたのだろうか。

実際、犯行直前を捉えたとみられる画像では、手袋をした右手で液体が入った瓶を持ち、左手でふたを握っている。

そして、犯行後、男は麻布などがある北の方向に走って逃げていった。

発生から一夜明けた25日、駅の利用者からは不安の声が聞かれた。

駅利用者「不安ですね。いつもあまり送り迎えしないんですけど、ああいう事件があったのでちょっと心配で」、「後ろ見ながらエスカレーター乗りました。『背後に注意』と張り紙があったので、後ろに人がいないことを確認して乗りました」

今のところ、被害者男性と男の間にトラブルがあったのかは、明らかになっていない。

しかし、駅構内の防犯カメラには、逃げた男が改札口付近から、被害者男性の後ろ辺りを歩く後姿が映っていたということで、最初から男性を狙っていた可能性が出てきている。

現在も逃走中のこの男。
警視庁が傷害容疑で行方を追っている。

情報提供は、「高輪警察署(03-3440-0110)」まで。

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2021-08-25 11:30:18Z
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