米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は25日夜、新型コロナウイルスのデルタ変異株が米経済見通しと雇用拡大にとってリスクだとしても、政策担当者は資産購入ペースを落とす行動の「スタートを切る」必要があるとの認識を明らかにした。
ジョージ総裁はカンザスシティー連銀が27日に主催する年次シンポジウムを前にブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「われわれがこれまで目にした進捗(しんちょく)を考えれば、そのような調整に着手する時期だという私自身の計算が変わるとは考えない」と語った。
同総裁は資産購入のテーパリング(段階的縮小)について、「スタートを切ることが重要だと思う。ペースの調整、終了のタイミング、私は予断を持たずその議論に耳を傾けるつもりだ。しかし、決定を先送りすることにはあまり興味がない」と発言した。
テーパリングを実施すべき時期を巡っては多少の柔軟性を示唆する一方、「緩和の総量縮小を開始できるよう今年スタートを切るべきだ」との考えを示した。
ジョージ氏は「力強いペースで経済成長が続いている」と述べ、デルタ株の潜在的リスクに関しては「労働市場への復帰のスピードを幾分鈍らせるかもしれないと想像できる。だが、最初にコロナへの対応を迫られた昨年のように景気に支障を来すとは現時点で予想していない」と説明した。
ジョージ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
原題:Fed’s George Says Risks From Delta Don’t Alter Taper Urgency(抜粋)
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2021-08-26 11:46:58Z
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