東芝は14日、臨時株主総会で選任された調査者が2020年の株主総会が公正に運営されたものではないとの調査報告書をまとめたことを受けて、永山治取締役会議長(中外製薬名誉会長)が午後1時からオンラインで記者会見する。報告書は東芝と経済産業省とが一体となって共同でアクティビスト(物言う株主)の対応にあたり、株主提案権や議決権の行使を事実上妨げようと画策したと指摘した。東芝は13日、報告書を真摯に受け止め、25日の総会の取締役候補2人を取り下げることを発表している。永山氏が報告書や総会議案についてどのような説明をするかが注目される。
日経電子版では記者会見をライブ配信すると同時に、質疑応答などをタイムライン形式で伝える。
【13時12分】新たな経営人材を招請、臨時株主総会を開く
永山氏は株主からの信任を取り戻る取締役会を再構成するため、「東芝再建の重責を担うにたる経験、知見を有する人材を取締役会に招きたい」と述べた。具体的には、株主からのエンゲージメントを通じて意見をくみ取ったうえで、「しかるべき時期に臨時株主総会を開き、新たな候補者を選任する」と話した。
【13時10分】指名委員会委員長としての批判、重く受け止める
永山氏は自身の責任についても言及した。「報告書の指摘は取締役会、執行部、経営全体に不安と不信を抱かせた。私自身、取締役会議長、指名委員会委員長として批判を受けたことを承知しており、重く受け止めている」と話した。議長の責務は混乱を収集し、東芝価値向上と株主への還元を意識するとした。
【13時07分】車谷氏の責任、無視できない
今回の件の発端、経緯について永山氏は前社長兼CEOだった車谷暢昭氏が「一つの要因だった」と指摘した。「法的責任はさておき、経営の混乱や株主の信頼を失った責任は決して無視できない」と強い口調で述べた。責任については今後第三者で調査するとした。
【13時05分】太田氏と山内氏、株主からの理解難しい
永山氏は監査委員会委員長の太田順司取締役と監査委委員の山内卓取締役の退任について、「報告書の指摘をふまえて株主に再任について理解を得ることが難しいと判断した」と述べた。両氏とともに監査委委員を務めていた小林伸行氏は、会計専門家を社外取に専任することが重要だとして候補にとどめると述べた。
【13時00分】オンライン会見始まる
永山氏が出席して会見が始まった。綱川智社長兼最高経営責任者(CEO)は出席していない。冒頭、6月10日に受領した臨時株主総会で選任された調査者による報告書についての受け止めを述べた。「(20年の)定時株主総会が公正に開催されたものとはいえない」「監査委員会の調査も不十分」と指摘された内容について、「取締役会全体としてご指摘を重く受け止めている」と語った。そのうえで、「株主をはじめとする全てのステークホルダーにご不安とご心配をおかけしていることをおわびする」と陳謝した。経営改善と透明性確保を努めるとの考えを示した。
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2021-06-14 02:53:51Z
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