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17日の米金融市場では主要株価指数がまちまちとなり、米国債利回りは約1年ぶり高水準から低下した。投資家は経済成長とインフレ見通しの両面を意識している。
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ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.27%。一時は1.33%台に乗せる場面もあった。
S&P500種株価指数は前日比0.1%未満安い3931.33。ナスダック総合指数は0.6%低下。一方、ダウ工業株30種平均は90.27ドル(0.3%)高の31613.02ドルと、過去最高値を更新した。
セクター別ではシェブロンをはじめとするエネルギー銘柄が上昇。ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイがシェブロン株の買い入れを開示したことが好感された。一方、高値で推移してきたハイテク株など、インフレ上昇で利益が減少した場合、過度に伸長した株価バリュエーションの正当化が難しくなる企業が売りを浴びた。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの主任投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は「利回りの上昇はある時点で害を及ぼし得るが、まだその段階には達していない」と指摘。「これが今後、金融市場の根底に流れる大きなテーマになり続けるだろう」と語った。
外国為替市場ではドルが円を除く主要10通貨に対し上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は遅い時間に上げ幅をやや縮小したが、前日と合わせた2日間では1月8日以来の大幅高となった。
ドル指数は0.3%上昇。ドルは対円では0.2%安の1ドル=105円87銭。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.2038ドル。
ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸し、1年超ぶりの高値を付けた。米中部でエネルギー危機をもたらしている猛烈な寒波の影響で、米国の原油生産が4割減と過去最大の落ち込みとなったことが背景。ただ、サウジアラビアが増産を計画しているとのダウ・ジョーンズ通信の報道を受け、日中には上昇が失速する場面もあった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.09ドル(1.8%)高の1バレル=61.14ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は99セント高の64.34ドル。
金スポット相場は5営業日続落し、約2カ月ぶり安値に沈んだ。ドルが上昇し、米小売売上高が予想を上回る改善を示したことから、逃避先資産としての金の妙味が薄れた。ニューヨーク時間午後2時28分現在、1.2%安の1オンス=1772.85ドル。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.5%安の1772.80ドルで終えた。
原題:Stocks Finish Mixed; Yields Drop From Year Highs: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Comes Off Session Highs as Yen Leads Gains: Inside G-10(抜粋)
Oil Advances With U.S. Polar Blast Slamming Oil Production(抜粋)
Gold Extends Slump to Two-Month Low With Gains in Dollar, Yields(抜粋)
(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
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2021-02-17 22:10:00Z
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