
【NQNニューヨーク=古江敦子】(コード@MRNA/U)19日の米株式市場でバイオ製薬の米モデルナが急反落し、前日比10.4%安の71.67ドルで通常取引を終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発の初期の臨床試験で成功したと前日に発表したが、19日は有効性を示す試験データが不十分と報じられた。増資発表も売り材料になった。
米医療専門メディア「STAT」が複数の研究者の意見として「(モデルナの発表は)言葉だけで有効性を示す数値がなく、情報が乏しすぎる」と指摘した。
モデルナはワクチン量が異なる3つのグループに分けてテストし「全ての被験者に感染者と同等かそれ以上の抗体形成が確認できた」と発表した。だが、STATは「グループごとの抗体形成の違いについて詳細の説明がなく、信ぴょう性に欠ける」と批判。ワクチン開発はプレスリリースではなく「医学専門誌で十分なデータとともに発表されるべきだ」とも主張した
18日夕に発表した増資計画も売りを促した。1760万株を発行し13億4000万ドル相当を調達する。前日に20%上昇していた反動で、19日は朝方から売りが先行した。
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2020-05-19 21:05:00Z
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