21日の米株式相場は反落。米失業保険の統計を受けて新型コロナウイルス危機からの景気回復ペースを巡り懸念が広がったほか、米中間の緊張悪化が嫌気された。原油は続伸し、金は売られた。
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トランプ米大統領が対中強硬姿勢を自身の再選に向け焦点にする兆候が強まっている。S&P500種株価指数の業種別ではエネルギーや情報技術、公益が特に下げた。
TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「米中間で貿易を巡るレトリックや緊張が強まりつつある」とし、「景気回復への障害を生み出す恐れがある」と述べた。
S&P500種株価指数は前日比0.8%安の2948.51。ダウ工業株30種平均は101.78ドル(0.4%)下げて24474.12。ナスダック総合指数は1%下落。米国債市場では、10年債利回りが1ベーシスポイント未満(bp、1bp=0.01%)低下し0.67%。
為替市場ではドルが主要10通貨全てに対して上昇。米中の緊張悪化で逃避需要が強まった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時0.5%上げる場面もあった。
ドルは対円で0.1%高の1ドル=107円61銭。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.0950ドル。
ニューヨーク原油先物相場は6営業日続伸。ここ1年余りで最長の上昇局面となった。2週連続の原油在庫減などを示した米週間統計が引き続き材料視された。トロント・ドミニオン銀行のバート・メレク氏は、需給の「リバランスがわれわれが考えた以上に早く、より強力に進むとの見方が目立ってきている」と指摘した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は43セント(1.3%)高の1バレル=33.92ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は31セント高の36.06ドル。
ニューヨーク金先物相場は反落。景気悪化のペースが和らいでいる兆候が経済指標から示される中、一部金融市場の連休を控えて利益確定売りが出た。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.7%安の1オンス=1721.90ドルで終了。
原題:Stocks Drop Amid Rising China Tension, Job Losses: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Rises as U.S.-China Tensions Boost Havens: Inside G-10
Oil Posts Longest Streak of Gains in More Than a Year
PRECIOUS: Gold Retreats Amid Profit-Taking Before Long Weekend
(第3段落にコメントを追加し、更新します)
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2020-05-21 21:09:00Z
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