清水建設は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため一時中断していた建設工事を再開すると発表した。現場での感染防止体制を整え、11日から順次再開する。5月中の全面再開を目指す。同社は「建設業での雇用の確保など経済活動の維持のため、工事を進めることも重要だと判断した」としている。鹿島も7日から工事を再開する。
清水建設は同じ建設現場で社員3人が新型コロナに感染し、うち1人が死亡したことを受け、4月13日から当時緊急事態宣言下にあった東京都など7都府県での工事を5月6日まで中断すると発表。さらに国が緊急事態宣言の対象地域を全国に広げたことに伴い、工事中断地域を、北海道など6道府県を加えた特定警戒都道府県に拡大した。同社ではこれら13の都道府県で630カ所の工事現場を抱えていたが、85%で中断したという。
清水建設は工事再開に向け、現場ごとに感染防止策を徹底する。例えば清水建設の社員を2グループに分けてそれぞれ1日おきに出勤するようにし、現場内の社員数を減らす。また、下請け会社の社員とその日の注意事項を確認する朝礼は中止し、オンラインでの情報共有に切り替える。作業員の休憩所も複数設け、1カ所に人が集まらないようにする。
建設大手では6日まで工事を原則中断するとしていた鹿島が7日以降の工事再開を決めた。朝礼の分散開催や休憩所の増設など感染防止策を講じる。一方、大林組は国の緊急事態宣言の延長に合わせて、工事の中断期間も延ばす方針だ。
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2020-05-06 04:36:19Z
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