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米ディズニー、コロナ禍で1─3月期大幅減益 上海パーク11日再開 - ロイター (Reuters Japan)

[5日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N)が5日発表した第2・四半期(1─3月)決算は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)に伴うテーマパーク閉鎖などが響き、利益が14億ドル押し下げられた。

今年度前半の配当支払いを停止する方針も明らかにした。これにより、1株当たり0.88ドルの配当額に基づき、現金16億ドルが確保できるという。

チャペック最高経営責任者(CEO)は、11日に中国・上海ディズニーランドを再開すると発表した。

中国政府から入場者数を最大収容人数の30%(約2万4000人)までに制限するよう要請されたことを明らかにした上で、最初の数週間はそれを「はるかに下回る」水準に抑えて営業を再開し、社会的距離の確保やマスク着用、体温検査など新たな予防対策を実施していく方針を示した。

しかし、他の大半のテーマパークやクルーズ、店舗などの再開に関する「視界は不良」とした。

チャペックCEOは「全事業を再開できる時期について予測するのは時期尚早だが、パークの最終的な再開に向けた慎重かつ賢明なアプローチを確実にするため、複数の異なるシナリオを検討している」と語った。

同社は、第2・四半期の継続事業ベースの税引き前営業利益について「新型コロナによる影響は最大14億ドル」と推定、このうち10億ドルはテーマパークの損失分だとした。

第2・四半期の調整後1株利益は0.60ドルと、前年同期比63%減少し、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の0.89ドルを下回った。

売上高は21%増の180億ドルで、予想の178億ドルを上回った。

部門別では、テーマパーク部門の営業利益が58%減の6億3900万ドル。

映画部門の営業利益も8%減の4億6600万ドルだった。

動画配信サービス「ディズニー・プラス」を含むダイレクト・トゥ・コンシューマー・アンド・インターナショナル部門は8億1200万ドルの赤字。ただ赤字額はアナリストの予想(8億6100万ドル)と比べて小幅だった。

また、4日時点でのディズニー・プラスの有料会員数は5450万人と、4月8日時点の5000万人から増加した。

ESPNやディズニーチャンネルを含むメディア部門の利益は7%増の24億ドル。

米娯楽大手ウォルト・ディズニーが5日発表した第2・四半期(1─3月)決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴うテーマパーク閉鎖などが響き、利益が14億ドル押し下げられた。上海で1月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

第3・四半期(4─6月)については、業績が一段の影響にさらされると予想した。今年の業績について具体的な数字の見通しを示さない方針を表明した。

ディズニーの株価は引け後の時間外取引で2%下落。この日の取引は2%安で終了していた。同社株は今年に入り25%超値下がりしている。

*内容を追加しました。

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2020-05-06 02:03:20Z
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