みずほ銀行で30日、外貨建て送金の一部で処理が遅れる障害が起きた。30日付の約380件に遅れが生じ、一部処理は同日中に終わらない可能性があるという。同行での障害は今年に入って8回目。原因や影響を調べている。
みずほ銀によると、30日午後1時ごろ、外国為替取引のシステムで障害を確認した。個人、法人ともに外貨建ての送金や着金(受け取り)が正常に処理できなくなったという。30日は決済が集中しやすい年度上半期の末日だった。みずほは処理が終わっていない取引は個別に対応するとしている。
みずほでは今年2~3月の現金自動預け払い機(ATM)などでの計4回の障害に加え、6月に再発防止策を公表した後の8~9月にも障害が発生した。外貨建て送金では今年3月にも300件程度の取引に遅れが出るトラブルがあった。
金融庁は9月22日、みずほ銀と、親会社のみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出し、事実上、金融庁の管理下でシステムを更新していくよう求めたばかりだった。
30日の障害の問い合わせは0120・324・776。
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2021-09-30 11:45:00Z
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