【ニューヨーク=後藤達也】23日の暗号資産(仮想通貨)市場でビットコインが急落した。コインデスクによると米東部時間正午過ぎ(日本時間24日午前1時過ぎ)には一時3万1100ドル台と前日より18%近く下落した。23日に大きな材料は出ていないが、米中の取引規制強化への警戒から投資家の投げ売りが続いている。
4月につけた史上最高値(6万4801ドル)から一時半値以下に落ち込んだ。5月19日は取引障害などの混乱で、一時3万201ドルまで急落したが、このときを除けば1月29日以来の安値となる。イーサリアムやリップルなどほかの仮想通貨も軒並み急落した。
5月の調整のきっかけはテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が12日にビットコインでのテスラ車の決済停止を表明したことだ。これまで仮想通貨投資への積極論で市場の注目を集めていただけに悪材料視された。22日にはマスク氏がツイッターに「暗号資産を支持する」と投稿したが、価格上昇には至らなかった。
先週には米中政府が仮想通貨取引の監視や規制を強化する方針を相次いで表明。買いの持ち高を大きく膨らませていた個人投資家が投げ売りに迫られている。
19日に仮想通貨が急落したときには米株式市場でテスラやコインベース・グローバルなどの関連銘柄も売られた。ビットコインの調整が深まれば、株式市場の心理にも悪影響が及ぶ恐れがある。
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2021-05-23 17:50:34Z
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