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2日の米株式相場は小幅ながら続伸。S&P500種株価指数は2日連続で最高値を更新した。米経済対策協議を巡る楽観が強まったほか、原油相場の持ち直しも追い風となった。米国債利回りは上昇。
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エクソンモービルやシェブロンなどエネルギー株がS&P500種の上昇を主導。一方、セールスフォース・ドットコムは大きく売られ、ナスダック指数の重しになった。同社によるスラック・テクノロジーズ買収について、アナリストらは割高だと指摘した。民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は、共和党およびホワイトハウスとの景気刺激策を巡る新たな交渉のたたき台として、超党派議員グループによる9080億ドル(約95兆円)の案に支持を表明した。
S&P500種は前日比0.2%高の3669.01。ダウ工業株30種平均は59.87ドル(0.2%)高の29883.79ドル。ナスダック総合は0.1%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.94%。
USバンク・ウェルス・マネジメントのアセント・プライベート・ウェルス・グループで投資戦略を担当するトム・ヘインリン氏は、「一進一退の相場だ」と指摘。「2歩進んで1歩下がるという、株式市場でここ何カ月も見られる状況だ」と述べた。
外国為替市場ではドルが下落。米議会指導部が超党派の景気対策案で前進しつつあることが背景。ユーロは2018年4月以来の高値付近で推移した。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円では0.1%上げて1ドル=104円42銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.2115ドル。
ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに上昇。1週間ぶりの大幅高となった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫の減少が示されたほか、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が減産を巡る合意に向けて前進していることも示唆された。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比73セント(1.6%)高の1バレル=45.28ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は83セント高の48.25ドル。
ニューヨーク金相場は続伸。スポット価格は約1週間ぶりの高値となった。米経済対策協議の見通しが不透明なことから、買いが優勢になった。
ニューヨーク時間午後1時52分現在、金スポット価格は0.7%高の1オンス=1828.54ドル。これは11月24日以来の高値。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1830.20ドルで終了した。
原題:Stocks Post Another Record High; Oil Halts Slide: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Retreats on Stimulus Progress; Euro Rises: Inside G-10(抜粋)
Oil Rises With U.S. Supply Dropping and OPEC Inching Toward Deal(抜粋)
Gold Rises to One-Week High on Murky Outlook for U.S. Stimulus(抜粋)
(相場を更新し、コメントを追加します)
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2020-12-02 22:00:00Z
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