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NY円、反落 1ドル=109円85~95銭 米長期金利の上昇で円売り - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=109円85~95銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢だった。ただ、米株式相場が下落し、低リスク通貨とされる円の下値は限られた。

米債券市場で長期金利の指標である10年物国債利回りは一時、前日比0.05%高い1.35%を付けた。10日発表の8月の卸売物価指数は前年同月比の伸び率が比較可能な2010年11月以降で最大となった。インフレ率の高止まりを意識した債券売りが優勢となった。日米金利差が拡大するとの観測が円相場の重荷となった。

ただ、円の下値は堅かった。朝方は買いが先行した米株式相場が次第に下げに転じ、ダウ工業株30種平均は271ドル安で終えた。投資家のリスク回避姿勢が強まり、リスク回避の際に買われやすい円を下支えした。

クリーブランド連銀のメスター総裁は10日、テーパリング(量的緩和の縮小)について「年内開始に非常に前向きだ」との考えを示したと伝わった。連日で米連邦準備理事会(FRB)高官らから同様の発言が相次いでおり、相場の反応は限られた。

円の安値は109円95銭、高値は109円78銭だった。

円は対ユーロで3日ぶりに小反落し、前日比05銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円75~85銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0015ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1805~15ドルで取引を終えた。米長期金利の上昇を受け、欧米金利差の拡大観測がユーロ売り・ドル買いにつながった。米株安もリスク回避の際に上昇しやすいドル買いを誘った。ユーロの安値は1.1810ドル、高値は1.1841ドルだった。

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2021-09-10 21:37:06Z
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