14日、KDDIは2020年度の業績を発表した。同日午後の決算説明会の質疑で、新料金プラン「povo」の契約数を問われた高橋誠代表取締役社長は、具体的な契約数の開示は控える、としながら「povo、100万契約が見えてきた」と答えた。
まだ100万契約には達していないとした高橋氏は、auのユーザーからの移行が多いものの、一部、他社からの乗り換えもあったと説明。povoの認知率も6割程度になる見込みとのことで、「他社からも来ていただきたい」とした。
店頭サポートは?
KDDIでは2月より「店頭設定サポート」という有償サービスを開始。しかしauやUQのサービスが対象で、povoは対象外。今後、povoの契約の手続きをサポートするかどうか、高橋氏はニーズを踏まえて今後検討していくとして、「今のところ、店頭設定サポートの対象ではない」とするに留めた。
値下げ、業績への影響は
また値下げの影響として、2021年度末には、au ID数が3180万になる見込み。またARPUが4400円だったものが、4200円に下がると予想されている。こうしたことから、「値下げにより600~700億円の還元になると見ている」(高橋氏)と解説した。
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2021-05-14 07:28:33Z
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