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NY商品、原油が反発 ワクチン期待で9カ月ぶり高値 金は続落 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が4営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2021年1月物は前日比1.26ドル(2.8%)高の1バレル46.78ドルで終えた。一時は47.74ドルと期近物として9カ月ぶりの高値を付けた。新型コロナウイルスのワクチン普及で世界景気が持ち直し、原油需要が高まるとみた買いが入った。

米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンの接種が英国で8日から始まった。米食品医薬品局(FDA)は10日、ファイザーなどのワクチンの承認に向けた諮問委員会を開き、米国でも年内に接種が始まる見通しだ。「ワクチン普及による景気期待が需給悪化の懸念を打ち消した」(オアンダ)という。

前日に売り材料になった米原油在庫の急増は、輸入の一時的な大幅増が主因だった。10日は「WTI現物の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は減っており、急速な需給悪化ではない」(シティグループ)との指摘があった。市場が上値抵抗線とみていた前週末の高値(46.68ドル)を上回ると、一段の上昇を見込んだ買いが入った。

イラク政府高官が、9日に起きた同国北部の油田炎上について「テロ攻撃だ」と指摘したと伝わった。中東情勢の緊迫を意識した買いも入ったようだ。

金先物相場は小幅に続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である21年2月物は前日比1.1ドル(0.1%)安の1トロイオンス1837.4ドルで終えた。朝方は欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の決定や米新規失業保険申請件数の増加を受け、リスク回避目的の買いが先行した。ただ、上値抵抗線とされる1850ドルが迫ると買いが続かず、利益確定の売りが次第に優勢になった。

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2020-12-10 20:12:54Z
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