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8日の米株式相場は上昇。新型コロナウイルス感染急増を受けた活動制限強化への懸念はあるものの、投資家は経済対策協議の進展をより強く意識する展開となった。
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米共和党のマコネル上院院内総務は経済対策を巡り、議会は合意を阻んできた一部の問題を棚上げにするべきだとし、合意への譲歩案を示した。S&P500種株価指数は過去最高値を更新。ナスダック100指数は10営業日連続で上昇し、ここ約1年で最長の連続高を記録した。
個別銘柄ではファイザーが急伸。米食品医薬品局(FDA)は報告書で、同社と独ビオンテックのコロナワクチンに緊急使用許可を妨げるような安全上の懸念はないとの見解を示した。テスラは普通株を売り出す計画を発表した後の下げを埋め、上昇で終えた。
S&P500種は前日比0.3%高の3702.25。ダウ工業株30種平均は104.09ドル(0.4%)高の30173.88ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の0.92%。
EPウェルス・アドバイザーズのポートフォリオ戦略ディレクター、アダム・フィリップス氏は、経済対策を巡り「もう何カ月も議会で動きがなかったため、追加の財政出動に向けた動きはいかなるものでも市場で歓迎される公算が大きい」と指摘。「だが、動きがあることと実際の行動は同じではない。協議が結果を生まなければ、最近の相場上昇分は一部失われるかもしれない」と語った。
外国為替市場ではポンドが下げ幅を縮める展開。英国と欧州連合(EU)の通商交渉を巡り、英首相と欧州委員長が再協議する予定が明らかになったことで合意への期待が残った。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。ドルは対円で0.1%高の1ドル=104円16銭。ユーロは対ドルで0.1%未満安い1ユーロ=1.2104ドル。ポンドは0.2%安の1ポンド=1.3355ドル。
ニューヨーク原油先物相場は小幅続落。日中の大半は値動きの荒い展開が続いた。追加経済対策や新型コロナワクチンへの期待がある一方、コロナ感染拡大による短期的な需要リスクが意識された。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比16セント(0.4%)安の1バレル=45.60ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は5セント高の48.84ドル。
ニューヨーク金相場は続伸。スポット相場は2週間ぶり高値を付けた後も上昇を維持した。全米で新型コロナの感染が拡大する中、経済対策への期待が続いた。
ニューヨーク時間午後2時10分現在、金スポット価格は0.5%高の1オンス=1872.93ドル。一時は日中ベースで11月23日以来の高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.5%高の1874.90ドルで終了した。
原題:Stocks Climb to Record Amid Stimulus Discussions: Markets Wrap(抜粋)
Pound Pares Losses as Brexit Deal Still in Play: Inside G-10(抜粋)
Oil Stalls With Market Awaiting Stimulus, Vaccine Developments(抜粋)
Gold Hits Two-Week High on Rising Virus Cases, Stimulus Outlook(抜粋)
(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMjAtMTItMDgvUUwxRjlWVDBHMUtXMDHSAQA?oc=5
2020-12-08 22:12:00Z
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