1日の米株式相場は上昇し、S&P500種株価指数は最高値を更新した。在宅勤務時代の勝ち組銘柄を中心に、テクノロジー株が買われた。
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この日は、外出制限措置で自宅で過ごす人向けに事業を展開する企業の株価が上昇。特に、ビデオ会議システムを提供するズーム・ビデオ・コミュニケーションズが買いを集めた。アップルも続伸。
米金融当局が先週、緩和策を維持する方針を示したことから、市場では流動性供給への期待が続いている。また1日発表された中国の製造業データでは世界的な輸出需要の高まりが示唆され、世界経済にとって明るい兆候となった。
フィエラ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、キャンディス・バンサンド氏は「現在の大きなテーマは、とどまることを知らない記録破りのテクノロジー株上昇だ」と指摘。その上で、「株式市場の環境は素晴らしいが、マクロの観点から見ると、コロナウイルスを巡る今後の展開や世界の経済成長への影響という面で、なお多くの不透明要素が存在する」と述べた。
S&P500種は前日比0.8%高の3526.65。ダウ工業株30種平均は215.61ドル(0.8%)上げて28645.66ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。米国債市場では、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し0.67%。
外国為替市場では、ユーロが対ドルで下落。一時は2年ぶり高値に上昇する場面もあったが、反転した。欧州中央銀行(ECB)のレーン理事が「ユーロ・ドルのレートは重要だ」と発言したことに反応した。ドルは小幅高。米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指数が2018年以来の高水準となったことが手掛かり。
ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.1912ドル。一時は0.6%高の1.2011ドルと、2018年5月以来の高値を付けた。
主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の上昇。ドルは対円で0.1%上げて1ドル=105円96銭。
ニューヨーク原油先物相場は小幅に反発。米ISM製造業景況指数が上昇し、中国の財新製造業PMIが11年1月以来の高い水準をつけたことで、原油需要の回復が顕著になりつつあるとの見方が強まった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は15セント(0.4%)高の1バレル=42.76ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は30セント高の45.58ドル。
ニューヨーク金先物相場は3日続伸。日中に1オンス=2000ドルを再び上回る場面があったが、その後は失速して小幅高で終えた。米ISM製造業指数が強い数字になったことなどを受けてドル指数が持ち直し、代替資産としての金需要が減退した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%未満の上昇で、1オンス=1978.90ドル。一時は1.1%高の2001.20ドルと、中心限月として8月19日以来の高値に達した。
原題:Stocks Climb to Records With Tech Leading Advance: Markets Wrap(抜粋)
Euro Drops as ECB’s Lane Says Exchange Rate Matters: Inside G-10
Oil Rises With Global Economic Data Pointing to Demand Rebound
Gold Futures Waver After Topping $2,000 With Dollar Paring Loss
(第4段落にコメントを追加し、更新します)
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2020-09-01 21:10:00Z
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