プライベートジェットをめぐる国内外の航空政策に詳しい桜美林大学の戸崎肇教授は「プライベートジェットには何百万円、何千万円という金がかかり旅客機のファーストクラスよりもはるかに高い。そういうことができる富裕層や企業のトップが問題を起こすとは考えにくく、どうしても大丈夫だという先入観が働き、普通の検査よりも若干緩くなる可能性はある」と指摘しています。
またテロやハイジャックを防ぐ目的もある荷物の保安検査については「プライベートジェットの利用者が自分に危害を加えるような物を機内に持ち込むとは考えられないため、普通の検査よりある程度緩くなっても仕方がない側面もある」としています。
ビジネスジェットについて、政府は10年ほど前から手続きの簡素化など利便性の向上に乗り出し、国内の空港の発着回数はおよそ1.5倍に増加しています。
今回の出国について戸崎教授は「ちょうど規制緩和が進んで使い勝手がよくなる一方、荷物検査などの体制が十分に整っていないタイミングで、その間隙を縫ったのではないか」と見ています。
プライベートジェットをめぐる今後の課題については「東京オリンピックには世界中からVIPが押し寄せ、多くのプライベートジェットがやってくるとも言われている。今後、検査の厳格化が議論されると思うが、利便性の向上と安全対策とのバランスが非常に難しい課題だと思う」と話しています。
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2020-01-06 10:20:08Z
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