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25日の米株式相場は反発。米国で新型コロナウイルスワクチンの配布が進展する中、経済成長やインフレの見通しを見極めようとする動きとなった。
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S&P500種株価指数の構成銘柄では、銀行株や輸送関連株の上昇が目立った。ボーイングは787ドリームライナーの納入が近く再開する見通しとなったことも好感された。バイデン大統領が就任後100日間で2億回のワクチン接種を実施するという新たな目標を明らかにし、小型株で構成する指数は2%余り上昇。一方、ナイキは中国で不買運動の標的となるリスクが懸念されて売られた。
S&P500種は前日比0.5%高の3909.52。ダウ工業株30種平均は199.42ドル(0.6%)高の32619.48ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。
バーデンス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当ディレクター、メーガン・ホーネマン氏は、「株式市場は金利動向から多少の方向性を得る踊り場的な相場にとどまっている」と指摘。「今は、次の相場動因になる世界的材料がさらに出てくるのを待っている段階だ」と分析した。
米国債市場では年限長めの国債が値下がり。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。米財務省が実施した7年債入札(規模620億ドル、約6兆7700億円)では最高落札利回りが1.3%と、入札前取引(WI)の応札締め切り時点の水準1.275%を上回った。それでも、先月の7年債入札ほど不調な結果にはならなかった。
外国為替市場ではユーロが下落。欧州のワクチン接種プログラムの難航が経済成長を妨げるとの見方が広がり、対ドルで11月以来の安値となった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.4%高の1ドル=109円19銭。200日移動平均の108円99銭を上回った。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.1764ドル。
ニューヨーク原油先物相場は反落。スエズ運河を巡る混乱で原油タンカーが足止めされている影響が意識されたものの、ドルの上昇に加え、欧州でロックダウン(都市封鎖)措置が強化されていることが売りを誘った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比2.62ドル(4.3%)安い1バレル=58.56ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は2.46ドル安の61.95ドル。
ニューヨーク金市場ではスポットと先物が反落。米7年債入札を受けて利回りが上昇したことを嫌気し、売りが優勢になった。
金スポット価格は一時、前日比0.7%安い1オンス=1721.91ドルとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は8.2ドル(0.5%)下げて1727.30ドルで終了した。
原題:U.S. Stocks Climb While Oil Falls Amid Suez Block: Markets Wrap(抜粋)
Treasury End Mixed, Curve Steeper After Futures Block Trades(抜粋)
Euro Hits Fresh 4-Month Low as Dollar, Yields Rise: Inside G-10(抜粋)
Oil Drops in Volatile Week With Suez Canal Blockage Dragging On(抜粋)
Gold Extends Drop as Yields Rise After U.S. 7-Year Note Auction(抜粋)
(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMjEtMDMtMjUvUVFKR045RFdYMlBWMDHSAQA?oc=5
2021-03-25 21:04:00Z
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