2020年10月14日18時35分
欠陥エアバッグ問題で経営破綻したタカタの事業を引き継いだジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(JSSJ、東京)が、法令で定められた強度を満たしていないシートベルトを自動車メーカーに出荷していたことが14日、分かった。社内の品質検査の際にデータが改ざんされていたとみられる。今後、大規模なリコール(回収・無償修理)に発展する可能性がある。
シートベルトの不具合は顧客の安全に直接影響する恐れがあり、早急な全容解明が求められる。14日夕の時点でJSSJは記者会見などを予定していない。影響は広範囲に及ぶ公算が大きく、企業として説明責任が問われる。
JSSJは国内のシートベルト市場でシェア首位を占め、主要自動車メーカーが採用している。国土交通省はメーカーにリコールの準備を始めるよう伝えた。現時点で事故の報告はないという。
強度不足のシートベルトは滋賀県彦根市の工場から出荷された製品の一部。道路運送車両法で定める強度に達していないにもかかわらず、適合するようデータが書き換えられた疑いがある。
国交省は旧タカタ時代を含め残っているデータの調査を指示した。JSSJは「20年間の入手可能なデータを収集し、検証している」とのコメントを発表した。問題が長期間にわたって続いていた可能性も否定できない。
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2020-10-14 09:35:00Z
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