2019年08月01日17時04分
セブン&アイ・ホールディングスは1日、スマートフォン決済サービス「セブンペイ」を9月末で廃止すると発表した。不正利用が相次ぎ、対策を検討してきたが、セキュリティー確保が難しいと判断。7月の開始からわずか3カ月で終了に追い込まれる異例の展開となった。未使用残高は利用者に払い戻す。
セブン&アイの後藤克弘副社長は東京都内で開いた記者会見で、「多くの利用者に被害を与え、心よりおわびする」と謝罪。その上で「システムに脆弱(ぜいじゃく)性が確認された」と廃止の理由を説明した。
今後のスマホ決済サービスについては「もう一度挑戦したいが、具体的には白紙だ」と述べた。
セブンペイはスマホを使い、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」の店舗で決済ができるサービス。7月1日にスタートした。約150万人が登録したが、開始直後から第三者が利用者のIDとパスワードでログインし、クレジットカードなどから勝手に入金して買い物をする不正が相次いだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080100650&g=eco
2019-08-01 08:04:00Z
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